2020年8月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          

映画・テレビ

2018年5月27日 (日)

「孤狼の血」

2c3e68bd3e373bf51役所広司には、どうしてこうも何を演じてもほれぼれさせられるのか?
「三度目の殺人」「関ヶ原」の徳川家康、「陸王」。このところの作品すべてがスッバラシイ~

今回もまるでやくざそのもののような刑事を、人間味あふれる大迫力で演じていました

役所広司が主演と言うだけで、見に行かなきゃと思わせられる。そんな役者さんです

松坂桃李も作品ごとに全く違った役どころを演じ、面白い役者さんです。
今回も後半の鬼気迫る演技はアッパレでした。

ヤクザ映画なんだから当たり前なんだけど、暴力シーンは残酷すぎて、ほとんど見れなかった
でも、演じているキャストの演技はそれぞれに素晴らしかった。
俳優さん達がこの映画作りを愉しんで、ヤクザや小狡い警察官を演じるのを愉しんでおられるのが感じられました


予算かけて豪華俳優を惜しみなく使われたのが、何よりの成功ですよね。
過激すぎる故に、「これは映画なんだ。俳優さんたちが演じることを愉しんで、制作者も愉しんで作られた作品なのだ」と言い聞かせながら見ていた私

冒頭から容赦ない痛みある暴力描写に、最初から目を瞑ってしまいました
豚小屋のシーンは、映像としてとても面白かった
原作にもあるシーンなのでしょうか?
原作者が女性(柚月裕子)だということにも驚き

殺しても死ななそうな役どころの大上(役所広司)が、あんな結末を迎えたことはショックでしたが、その生き様に学んだ日岡(松坂)が痛快な落とし前をつけたラストにはエンターテイメントとしての面白さを感じました。

苦手な分野の映画だけど、観てよかった
白石和彌監督に拍手~
役所広司、松坂桃李、江口洋介、真木よう子、中村獅童、ピエール瀧、竹野内豊、石橋蓮司、滝藤賢一、etc…
俳優さんたちに拍手~
★★★★

2018年4月22日 (日)

「いぬやしき」

97410b6866a1429c1最近、大活躍の佐藤健くん。
龍馬伝の人斬り半蔵以来、好きな役者さんです
無感情にサイボーグのように人を殺していく役どころ、怖かったですねえ
そして、若い体って美しいですよね
その対極に木梨憲武のヨボヨボ感‼︎
2人の姿が大アップで映し出される度に、歳を重ねることの悲哀が身に沁みました
「対極」を描くっていうのが、テーマなのかな?

会社でも家族にもとことん冷たくされ、あげく余命僅かの宣告まで受けてしまった犬屋敷さん(木梨憲武)と、幸せな家庭への憎悪に囚われた、最愛の家族を失い、人々の「命を奪う」ことに取り憑かれてしまう獅子神(佐藤健)。
突然の不可思議な事故に巻き込まれ、機械の体となった2人は、片や見ず知らずの人々の「命を救う」ことに存在意義を見出し、片や人々の「命を奪う」ことに取り憑かれてしまいます。

遊園地のアトラクションを楽しむように最先端のCG映像を愉しむ。
という見方をすれば、面白い作品だったと言えるのかもしれません

ただね、私にはこういう作品を作らなければいけない意味…っていうのが、
よく理解できない
残酷な無差別大量殺人映像に、心に響くものはない
原作はアニメだそうですが、最近の若い人はこういうのが好きなのかな?
大げさに考えすぎ?

★★

2018年3月23日 (金)

「北の桜守」

27fbd49b8bb44f411吉永小百合さんは、やっぱり吉永小百合さんですよね~
最初、阿部寛と共に出てきたときは、親子関係なのか?夫婦関係なのか?どっちだろうと考えましたが、夫婦関係でした

次に堺雅人が出てきたときにも…
こちらは親子関係でした
役者さんの実年齢が分かるだけに、作品の中の年齢がなかなかピンと来ない

厳寒の樺太、北海道で戦中戦後を生き抜いた家族のストーリー。
今、ちょうど戦争に関する本のお手伝いをさせていただいている真っ最中なので、
あ~、北の大地では雪と寒さとの闘いもあったのだと学びました。

悲惨な戦争の事実を振り返る手法として、
舞台演劇の場面が合間合間に挿入されています。
これはこれでとても面白い演出でした。

妻として、母として、凛と生き抜く女性を演じる吉永小百合さんは美しくて、
やはり先輩世代の永遠のアイドルなのだと感じるに充分でした
原爆詩の朗読を30年以上に渡って続けておられることも素晴らしい
倉本聡さんや山田洋一監督と同じく応援し続けていきたい方です

樺太で戦地に赴く父(阿部寛)に、故郷網走に疎開する母(吉永小百合)と弟(大人になってからは堺雅人)を守り抜くように頼まれた兄は…兄弟二人だったはずなのにもう一人はどこに行ったんだろうと思いながら観ていたのですが、後半にそのことがわかります。

母に家を出て自立するように言い渡され、
東京で成功を収め15年振りに母に会った息子は、
母がおかしな行動をとることを心配し、東京に引き取ろうとします。
今では「認知症」で括られてしまうような母親の行動ですが、
1971年頃ではまだそういう括り方は一般的ではなかったのでしょう。
戦時中はまるで虫けらのように消されていった人の命。
でも、生き残った人一人ひとりが、
それぞれの人生を生き抜く、その心の在り様はとても重い。

嫁役の篠原涼子さんのキャラだけが、ちょっと浮いてるように感じました
それにしても、岸部一徳高島礼子永島敏行笑福亭鶴瓶中村雅俊佐藤浩市、etc…
豪華キャスト陣は、やはり皆さんサユリストなのかな~
吉永小百合さんの人柄そのもののように丁寧に作られた作品。

舞台と映画を同時に観たような満足感もありました
戦争の時代に生きていなくてよかったなどと考えているようではダメ
安倍総理の進めようとしている憲法改正はとても怖い。

★★★★

2018年3月21日 (水)

「去年の冬、きみと別れ」

9a64a855dd87fe111「三代目J Soul Brothers」のパフォーマー岩田剛典さん。
「植物図鑑 運命の恋、ひろいました」もいい作品でしたが、今回のこの作品でまさに本領発揮
面白い役者さんです。

それにしても髪の色が金髪から黒になっただけで、こんなにイメージがかわるものなんですね。
真面目な好青年の顔が、終盤に進むにつれて、
同じ人かな?と思うほどに
怖い暗い表情になっていくのに驚きました。

映画はいきなり第ニ章から始まります。

後ろから遡っていくような、映画の構成がとても面白かった。

猟奇的殺人犯の男の真相をルポしたいと週刊誌に売り込む若きフリーライター。
第ニ章〜第三章と進むにつれて、段々と事件の真相が種明かしされていきます。

殺人犯の斉藤工の表情、
週刊誌の編集長を演じる北村一輝は実は…、
斉藤工の怪しい姉を演じた浅見れいなさん。
岩田くんの恋人役の山本美月も実は…、
盲目だけど、心は健全な恋人(土村芳)の死が全てを壊していく。

最近は精神的に病んでいる登場人物を描く映画が多いですが、
役者さんたちすべてが熱演されていました。
終盤に近付くにつれ、
バラバラになっていたピースがどんどんハマって繋がっていく。
「すべての人がこの罠にハマる」の意味がラスト近くに分かります。
「去年の冬、きみと別れ」というタイトルの意味も…

原作は芥川賞作家・中村文則さん。
監督は瀧本智行さん。
脚本、大石哲也さん。
作品賞、脚本賞を贈りたいです
★★★★

2018年3月 8日 (木)

「シェイプ・オブ・ウオーター」

3201_7タイトルの意味は何だろう?
と思って、調べると「水の形」ということです。

腑に落ちるタイトルですね~
湯船の水。
水槽の水。
降りしきる雨。
海…。
水には形があるんだな~
水の形がとても美しく映像化されていました。
2017年・第74回ベネチア国際映画祭の金獅子賞
第90回アカデミー賞の作品賞、監督賞、美術賞、音楽賞を受賞したファンタジーラブストーリー。
美術賞というのが一番納得できるところです。

主人公のイライザが暮らすアパートの部屋の内装、廊下。
何よりアマゾンで捕えられた半漁人の体の美しさは賞に値すると思います

でも、内容的には私にはイマイチでした
ファンタジーなのかホラーなのか純愛なのか…?

何を伝えたいのか?
よくわからなかった
ファンタジーにしては過激なエグイ場面が多すぎて、目を覆いたくなりました
口を利けない女の子が、
言葉を使えないからこそ、
心で通じ合えるというのは分かるような気がしましたし、
女の子と暮らす老人や親友との強く暖かい絆には勇気をもらえましたが、
やっぱりそれ以外の部分が、あまりに残酷で嫌な気分が残りました。

いっそE・Tぐらいにファンタジーであればいいのにな~

アメリカのアカデミー賞作品には、いつも「?」が残る。
感性が違うってことなのかな?
不思議だ~
★★

2018年3月 3日 (土)

「THE GREATEST SHOWMAN」

3201_6このところ、精神的に弱っているせいか、最初から最後まで気持ちの方が異常反応してしまって、涙が止まりませんでした

本当は生の舞台でみたいところです
やっぱりミュージカルが好きみたい

圧巻の歌と踊りが始まると、
思わずステップを踏んでしまいます
H.ジャックマンはカッコイイし、R.ファーガソンもよかった

作品のテーマは歌のタイトル通りの「This is Me」。
「自分らしく」あること。
「Only One」であること。
「ありのままで」でもあること。

「見た目が違う=障害者」として描かれていますが、
それを個性にして、自分のアピールポイントにして、
どうどうと生きていけばいい!というとらえ方が素敵だなと感じました。

アメリカの奴隷制度や偏見、差別や、
そんな時代背景も描かれているのです。
アメリカン・ドリームを突き進んでいるのもいい。
サーカスというショースタイルにしたのも、
面白かった
最高の映像でした

どんなふうに生まれようと、
逆境をプラスに変えるプライドと
大きな夢を心に待ってさえいれば、
人生は愉快に生きていけるのだ

まさに夢と希望が持てました
最高でした
もう一回、観たい~
★★★★★

2018年2月25日 (日)

「今夜、ロマンス劇場で」

3201_5ほっこリと幸せな気分になれそうな映画を観たかったので、これにしました。
映画の世界を好きな人にはたまらない作品なのではないでしょうか?

綾瀬はるかちゃんのファッションだけでも充分に楽しめました。エンドロールにスナップ写真として順番に流れてくるのも最高でした。
ものすごく美人なわけではないのに、
とても魅力的な女優さん。
坂口健太郎さんの人となりも、昭和の映画界を彷彿とさせて、とても素敵に描かれていました。

白黒とカラーの使い方がセンス抜群
色彩の美しさが際立って、上手くできてるなあと感心しました

本田翼ちゃんも切ない恋する乙女を丁寧に演じていて、よかった
北村一輝さん、ウザいのにかっこよく、かっこいいのにウザい、面白くて笑えました
中尾明慶柄本明加藤剛など脇を固める役者さんたちも素敵でした

「カサブランカ」のイングリッド・バーグマンとハンフリー・ボガートのシーンをはじめ、有名な映画の有名な場面が出てくるのも、映画作りとしてはいいセンス

優しくて、切なくて、大好きな作品の一つになりました。
ラストシーンの切なさに涙が溢れますよ。
白黒からクルクルとカラーに変わっていくエンディングに
希望が持てて幸せな気分になれました
人生は楽しい。
もしあの世に行ったとしても、こんなにも
★★★★

2018年2月18日 (日)

「羊の木」

キャストはなかな3201_4かの俳優さん揃いだったのに、最後がグダグダになってしまっていて残念でした。

錦戸亮くんは「県庁おもてない課」の役どころとかぶっていて、あの話の続きのように思えてしまうほどでした
あの普通っぽさがいいのかもしれませんが、
いい人過ぎて最後はちょっとあり得ない感じでした

北村一輝さんのいかにもチンピラっぽい演技。
優香は色っぽくって驚きでした。
結婚して何かガラリと変わったのかな?
市川実日子のいかにもな感じ。
田中泯の味のある雰囲気。
安藤玉恵さんも今回はいい女将さん役でよかった。
松田龍平は、ラスト近くになってからどんどん豹変して怖くなり、やっぱりさすがですね。

木村文乃だけが、なんだかよくわからない人物像で浮いてる感じがしました。

映画のテンポが悪く、ラスト近くまでずっとダラダラとしてる感じでした。

「のろろ」さんという地方の邪気払いの祭りを取り入れていますが、なんだか現実味がなくて、最後にはその祟りが落ちましたみたいな終わり方で、子供だまし過ぎてビックリ

「羊の木」のタイトルの意味も、どこにも種明かしがなくて、最後まで意味不明
木村大八監督の作品は、私的にはよく分からない…というのが毎度の感想です

せっかくの名優さん揃いなのに、一人ひとりは熱演されているのに、もったいないな~
★★

2018年2月10日 (土)

「祈りの幕が下りる時」

3201_3久々に本格的な推理サスペンスを観ました。
「八日目の蝉」を観た時のような感動を味わえました。
「砂の器」も思い浮かびました。

阿部寛主演、東野圭吾原作による「新参者」シリーズの完結編であり、東野の人気ミステリー「加賀恭一郎シリーズ」第10作の映画化ということです。
シリーズは全然観ていなかったので、初めて観た私ですが、単発の作品としても素晴らしかったです。

人は訳があるから嘘をつく

様々な複雑な事情が絡まり合って、人には嘘をつかざるを得ない時がある。
人生の中で期せずして起こる厳しい局面に、
ひとつの選択を下す時…。

その謎解きは切なすぎるものでした。

キャストが素晴らしかった。
主演・加賀恭一郎役の阿部寛の視線が効いていました。
怪しい魅力を放つ松嶋菜々子。
阿部寛の同僚役の溝端淳平。
阿部寛の父親役の 山崎努。
松嶋菜々子の母親役のキムラ緑子。
松嶋菜々子の少女時代を演じた桜田ひより、飯豊まりえも熱演でした。
そして、松嶋菜々子の父親役の小日向文世。
阿部寛の母親役の伊藤蘭。

他にも、田中麗奈、、烏丸せつこ、春風亭昇太、音尾琢真 、上杉祥三、中島ひろ子、及川光博。
皆さん、丁寧に熱演されていました。

ストーリーもとても面白く、さすが東野圭吾作品です。
お勧めです。
★★★★

2018年1月21日 (日)

「嘘を愛する女」

3201_2予告からするともっとミステアスな話かと思っていましたが、観てみると全然印象が違った作品でした。

後半に明かされる過去の出来事があまりにも衝撃的で…
ここまで衝撃的過ぎる必要があるのかな?
人生にこんなことが起こった人が、免許偽造までして他人に成りすまさなきゃいけないということに繋がるのは不自然な気がします。

医者だと言いながら、実は小説を書いていて、その中に真実が隠されているというのも…こじつけっぽい

映画の空気感には不釣り合いなゴスプレギャル、川栄季奈の存在も。

吉田鋼太郎の大げさな演技。
これは誰だっけ?
見たことある顔なんだけどと思っていたらDAIGOだったり、
黒木瞳のゲスト出演的な登場だったり、
なんだかな~
主役の長澤まさみの演技は“らしさ”も満載で、彼女のファンにはぜひ観たい作品になるでしょう。

後半の瀬戸内の風景、灯台の風景は美しかった。

Total的にはなんだかいろんな設定そのものに「?」を感じるので、
腑に落ちない感が残ってしまう作品、ということでしょうか

★★

より以前の記事一覧

よさこいの夏

My work

無料ブログはココログ