2020年8月
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川上未映子

芸術選奨文部科学大臣新人賞の文学部門で受賞した川上未映子さんの「わたくし率、イン歯ー、または世界」を読みました。そもそもこの人に興味を持ったきっかけは朝日新聞の2月14日、日曜版のオピニオンに載ったインタビュー文でした。子供時代からいつも漠然と周りの世界との違和感を感じ続けていたという彼女。「勉強はできなかったです。教わるというのがダメで、継続して先生について正しい技術を習得するということができない。・・・」という感性が、どこかの誰かさんにそっくりだなあと感じたり・・・。ミュージシャンであり、小説家であり、映画に出れば女優賞まで取ってしまう今、最先端を突っ走っているような彼女。でも、表現の手法は統一されているような・・・小説は、全くかなりぶっ飛びましたよへえ~、こんな表現ができる新人類が出てきたんや~。ボ~っと読んでては、全然意味不明・・・。ちょっと酔っ払ってるくらいに感覚を澄ませて、読み進めていけば、驚きが驚きを呼ぶ・・・みたいなこういう表現ができるか~いや~ホントすげえ~

例えば、ちょっと抜粋してみると・・・

そもそもの火曜日に、世界のあらかたの人々が、自分とはわたしとは、何々であるところの何々でありますよってことを、文章を編んだりして原稿、周波数をといたりする式、子を生んだりしたらばその子、滝に打たれるなどして体、論理をつんだらばその決、山ん中走ったり寝たり断食したり筋肉鍛えすぎたりするそのガッツ、叫んでみる歌ってみるその声帯および声、あるいは脳の信号であるのですよなどという人の書いた新書本、などなどに、みなさん個人的によろしく定義してはるように、わたしは奥歯であるのやと、云うてもええんとちやうのん、わたしは奥歯であってもいいのですと、そういうことにしたのでした。

なんていう、この感じ自分という人間を“奥歯”と定義してしまってもOKなんとちゃう?・・・みたいなこんなこと考えられる?これを新人類と言わずしてなんと言うか~

中島哲也の映画に通じるような・・・ちょっとエグくて、かなり繊細、みたいな

よさこいの夏

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