2020年8月
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ラッセ・ハルストレム監督

人ってこうだよな~と感じさせてくれる。優しいまなざし、繊細でありながら、強くもあるし、脆くもある、そんな人の本質を描いてくれる監督さんだと思います。雄大な自然風景をバックに撮っているその映像に、更に心揺さぶられます。

「ショコラ」:★★★★★キャストのジュリエット・ビノシュ、ジョニー・デップがと~っても素敵なファンタジー。古い伝統に縛られたフランスの小さな村にやってきた流れ者の母娘が、チョコレート・ショップを開店するというお話。因習に縛られずオープンな心で、村人をひとり、また一人とチョコの虜にしてしまうジュリエット・ビノシュ。チョコの魔法が村人の心を溶かしていくような設定がかなり素敵 チョコを食べたくなっちゃいますよ この映画のジョニーは、ナチュラルでいい男でした。やっぱジョニー・デップ、好きかも~ 何度でも観たくなる映画です。1週間レンタルしている間に3回も観ちゃいました

「サイダーハウス・ルール」:★★★★★「ショコラ」とどっちをトップに持って来ようかな? ラッセ・ハルストレム監督は本当に素敵です。大自然の風景をバックに、様々な困難の中から、何かをつかみ取り成長していく人間の姿。この映画のテーマは『ルール』でした。ただ与えられ押し付けられたルールを守ることが、決して正しいことではない。そこで生きる人間が、自ら自分の中に造り出す『ルール』こそが人生では重要で本質的なのでしょう ニューイングランドの孤児院で育ったホーマー。その孤児院には産院が併設し、親が育てる気のない子ども達は、孤児院に引き取られる。産婦人科医の院長は、ホーマーを息子のように愛し、産婦人科の技術を教える。それでも、ホーマーは、院長が女性の権利を守るために違法を承知で進めている堕胎は、拒否する。そこを飛び出して、様々な経験を通して自らの人生のルールを自らで見つけ出し、自らの意思で孤児院に戻っていく、その成長の過程がハルストレム監督らしく重いテーマも含みながらも温かく叙情的に描かれています。ホーマーが孤児院に戻り、子供たちから歓迎される場面は、ジーンと胸が熱くなりました。ラストシーンの「おやすみ、メインの王子、ニューイングランドの王」という台詞・・・何度も見たい映画になりました。 

「アンフィニッシュ・ライフ」:★★★★ロバート・レッドフォード、モーガン・フリーマンという名優が味のあるおじいちゃんを演じています。老いた顔の素晴らしさというか、風と大地で生き抜いてきた男の顔が絶品ですよ。熊の生き様と自分を重ねあわせているようなモーガン・フリーマンの生き様も、二人の友情も優しくて心強くていい ワイオミングの風景も雄大でアメリカっぽい。あ~、もう一度、行きたいな~ ジェニファー・ロペスももちろん美しくて魅力的でした。子役のベッカ・ガードナー、きりっとカッコいい女の子を演じています。心に傷を抱えた人々の再生への道のり。監督が人に向ける優しい眼差しが本当にいい

「ギルバート・グレイプ」:★★★★

タイトルは主人公の青年の名前でした。アメリカの田舎を舞台にした映画。ラッセ・ ハルストレム監督の映画舞台は田舎の閉塞感をバックにするのが常のようです。その風景は息子が1年間過ごしたアメリカの”日本人がいない”田舎町「ノースダコタ」に似ていました。アイオワ州エンドーラ。人口わずか1000人ほどの町に住むギルバート・グレイプ。彼もまた過酷な運命を背負った青年でした。彼は父親の自殺の後、心を病み、過食症になって家を一歩も出られない母親と、知的障害児の弟アニ-を抱えている。姉妹と共に、目を離すと何をするかわからない弟の世話をやく日に追われるギルバートは、未来の見えない閉塞感の中で、次第に追い詰められていく。そんなある日、ギルバートは沿道でキャンプを張っている少女ベッキ-に出会い・・・。アニーの18歳のバースデイパーティーの後、やっと自分を取り戻した母は、直後に亡くなってしまう。巨漢化した母を晒し者にしたくないあまりにギルバートが下した決断とは・・・

知的障害児の弟アニ-の演技が素晴らしかったので、この役者さんは誰かな?なんか見たことある感じがするんだな~と思いつつ、観終わってから、キャストを調べて、びっくり主人公のギルバートのことも、なんかこういう目つきの人、見たことあるような・・・と思いつつ観てました。こちらもびっくりなんとアニーは レオナルド・ディカプリオ、ギルバートはジョニー・デップなのでした ほんま なんでわからんかったんやろうと制作年を見ると1993年でした。18年前・・・そうかあ 若すぎてわからんかったんや 

ハルストレム監督の描く世界。派手さはないけど、人の心が丁寧に描かれています

「シッピング・ニュース」:★★★ちらも辛い過去に傷ついた人たちの心の再生の物語。主人公のクオイル(ケビン・スペイシー)の“辛い過去”というのは、かなりハードでした 厳しいばかりで愛を感じられなかった父、偶然知り合って結婚した妻は、娘をほったらかして、若い男と遊んでばかり。しかも娘を連れ出汁、養子縁組と称し暴力組織に売り飛ばしてしまう。そして、男と交通事故で死んでしまうという悲惨さ。娘は警察の手で戻されたが、失意のクオイルは、妻の告別式に現れた叔母のアグニス(ジュディ・デンチ)と共に、自らの人生をやり直すため、娘を連れ、父の故郷ニューファンドランド島へと向かう。そこで彼を迎えたのは、またまたご先祖の驚くべき過去・・・ 今回も、娘が飛びっきり鋭く賢い役どころを演じていました 祖先の地として登場するニューファンドランド島の自然風景も凄いものでした カナダの東沖にある孤島で、寒さは厳しく、氷河に削られた岩肌には低木しか生えない。なんと主人公クオイルの祖先は、この地に住み着いた古代スカンジナビアの海賊だったという話でした。島で出会ったジュリアン・ムーア演じるウェイヴィが素敵でした。叔母のアグニス(ジュディ・デンチ)も味がありました。島で新聞社を固める役者さんたちにもそれぞれに旨みがたっぷり。「ショコラ」とまではいかなかったけど、重厚ないい映画でした。ハルストレム監督は、スウェーデンのストックホルム生まれだそうです。「シッピング・ニュース」─きっと監督の北方の「血」が騒いだんでしょう・・・ということだそうですよ

よさこいの夏

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