2020年8月
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中島哲也監督

数々の発明品を作り上げた少年Aが、一番欲しかったのは本物の時間を逆回転させる「逆さ時計」だったのでしょう。

中島哲也監督にまたまたやられました。「下妻物語」から始まった中島ワールド。私は「嫌われ松子の一生」でパンチをくらいました。悲惨な物語をポップな映像でどこか滑稽に、だからこそ哀しさが倍増するような、でもこんなん笑っちゃうよな、もう哀しすぎて笑っちゃうしかないよなっていうような描き方をする。こんな撮り方は、この人にしか絶対にできないよカラフルな色彩、まるでミュージカルのような歌と踊りをふんだんに使ったノンリアルな仕立て方。それが中島監督の持ち味です。それは「パコと魔法の絵本」然りです。

今回の映画にも、中島監督らしいエッセンスはふんだんに散りばめられていました。こんな撮り方、彼にしかできない。悲惨なのに引き込まれてしまう。もちろん原作の面白さもありますが、中学生たちの不気味さ、復讐を誓った母の怖さをこんなに際立たせられたのは、やはり監督の力量です。歌とダンス場面は、その明るさ、巧さが、物語の哀しい本筋とギャップがあるだけに余計に際立ちます。これも「嫌われ松子」を彷彿とさせました。

そして、松たか子と木村佳乃の演技が凄かった。「嫌われ松子」の時、中谷美紀が凄い演技を見せたのと重なりました。感情を抑えて淡々と語るからこそ怖い松たか子。木村佳乃の我が子しか見えない母親ぶりも怖かった~。役者さんって、凄い職業だなあとつくづく感心してしまいます。子役の中学生たちもみんな演技派揃いでしたよ~中島塾の塾生たちって感じですよ。テレビドラマ「Mother」の怜南ちゃんを演じている芦田愛菜ちゃんは、久々のBigな名子役ですねえ。可愛いかったあ

ポップでカラフルな映像表現という中島カラーを今回はバッサリと切り、それでも、‟水”を効果的に撮っていました。へえ~面白いなあと思う映像が散りばめられていました。

松たか子演じるシングルマザーの森口先生は、見事に首尾よく、我が子を殺された復習を果たします最後に語るひと言が怖い~

期待を決して裏切らない監督。次回作がまたまた待ち遠しい

・・・ネタバレになってないかな~

あ~、これ、映画『告白』の話です

よさこいの夏

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